web業界の注目News
webの世界は「ドッグイヤー」と称されるほど、進歩や技術革新のスピードが並大抵ではありません。
at-ezが身を置くその世界の中で、個人的なアンテナに引っかかったものを折に触れ紹介してみようと思います。既にそういった最新情報を配信するニュースサイトは星の数ほどありますので、吟味している間に情報が最新ではなくなっているかもしれませんが、その辺りはご容赦を…。
米Apple社がSafari 4のベータ版を発表
Apple社とは、言わずと知れたMacintosh(通称:Mac)パソコンでお馴染みの企業です。今の時代ですと、Macよりも「iPod」や「iPhone」の開発元、と説明した方が認知されやすいかもしれません。
Safariとは、そのMacに標準で搭載されているwebブラウザ(以下「ブラウザ」)の名称です。WindowsにおけるInternet Explorer(以下「IE」)のような存在だと考えれば、概ね間違ってはいないです。さて、そのSafariの最新ベータ版をなぜ注目ニュースとして取り上げたのかと言いますと、「web標準への準拠と速度性能」がアンテナに引っかかった為です。
web標準への準拠
ご存知の方は多いかもしれませんが、実はブラウザには、上述のIEやSafari以外にも様々な種類があります。有名どころでは、Firefox、Opera、昨年には検索エンジン大手のGoogleが発表したChrome。幾つかは名前を聞いた事ぐらいあるかもしれませんね。この内、世界で最も多く利用されているブラウザはIEです。WindowsというOSの圧倒的なシェアを考えると、当然といえば当然です。

さて、ブラウザが数多く存在する理由は歴史的背景その他諸々ありますが、普段インターネットで色々なサイトを見るユーザーの目線で考えると、どれであろうと特に変わらない、と思うところでしょう。ところがどっこい、ブラウザの違いというのは実は結構影響が大きいのです。
まず、webサービスの利用。かつてほどではないようです(昔を語れるほど経験が長くありませんので…)が、最大シェアのブラウザであるIEでしかサービスを利用出来ないサイトがあったりします。動画サイトの「GyaO」が有名ですね。ともあれ、これに関してはサービス提供側がどんどんIE以外への対応を実施していますので、時間に比例して問題は小さくなっていくと思われます。
次に見た目の問題です。こちらの方が話題になる事が多いのですが、同じホームページを表示させてもブラウザによって見た目が変わってしまう事があります。この場合の「見た目が変わる」というのは、色や写真がどうこうというより、レイアウト(段組みや余白)が崩れるケースが多いです。何故このような事が起きるのかというと、ホームページ側が指定している「ここの見た目はこういう風に表示してください」という処理命令を、ブラウザごとに違う解釈をするケースがある為です。
この解釈の違いを吸収して、どのブラウザでも同じ見た目で表示されるように当社の担当スタッフは目まぐるしい努力をしているワケなのですが、ブラウザごとに見た目が違うと誰が恩恵を受けられるか?と考えると、ホームページの運営者・制作会社・エンドユーザー…どうやら誰も得をしないようです。
そういった中で、これらの解釈を標準化しようという動きがあり、最近ではその標準に準拠する事が各種ブラウザの一種のステータスになっています。準拠する事がどこまで重要なのか?という事については様々な議論があり、ここでは特に意見を述べませんが、準拠しているのといないのではどちらが良いか?となると、準拠している方が良いのは自明の理だと思います。
以下のホームページに移動してみると、その準拠度合いを示す面白いテストが実施できます。Acid2テストでは、画面にスマイルマークが表示されます。そのマークが整っているほど、標準への準拠率が高いという事です。Acid3テストでは、ダイレクトに100点満点で点数が表示されます。もちろん点数が高いほど準拠率は高いです。ご興味があれば、普段お使いのブラウザで試してみましょう。
- Acid2 Test ・・・ http://www.webstandards.org/files/acid2/test.html
- Acid3 Test ・・・ http://acid3.acidtests.org/
Safari4はこのAcid3テストで満点を獲得しており、高い準拠率を有している事がうかがえます。
速度性能
「速度は速いほど良い」。これに関してはコンピュータの世界では議論の余地は無いのではないでしょうか。ユーザー視点から考えても、ホームページにアクセスしたら待たされる事なくすぐに内容を表示してもらいたい、と誰もが思うところでしょう。
各ブラウザはそれぞれ、webページを表示するための「レンダリングエンジン」というものを備えており、このエンジンの処理が速いほどホームページは高速に表示されます。
各ブラウザ間で差異を比較する事は避けたい所ですが、アナウンスされている処理速度がかなり高速で驚きましたので、流されて比較してしまいます。
普通のテキストや画像のみのページを表示する「HTMLレンダリング」では、IEの現行バージョンであるIE7、IEの次に高いシェアを持つFirefoxと比較してそれぞれ約3倍高速に動作するとの事です。
また、驚異的なのが、動的な情報(クリックで画像が大きくなったり、買い物サイトで合計金額をリアルタイムで表示してくれたり)を担う「JavaScript」というプログラムの処理がIE7と比較して最大30倍、Firefoxと比較して約3倍の高速処理を実現している点です。
ユーザーにとって、「安定して動いて」「使い勝手が良い」ソフトが多いほど選択肢は広がり、それが更にブラウザごとの品質向上にも繋がります。ブラウザはあくまで「手段」ですので、それにこだわりすぎるのもいかがなものかとは思いますが、たまには普段と違うブラウザを試してみるのも面白い試みではないでしょうか。
- 世界最大のシェア・Windows標準ブラウザ・・・Internet Exploler
- 自分好みに自由にカスタマイズ・・・Firefox
- Apple製品ならではの美麗なデザイン・フォント・・・Safari
- 低スペックPCでも快適・コンパクトで高性能・・・Opera
- シンプルな使い勝手と圧倒的なスピード・・・Google Chrome
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