Linuxディストリビューションの有償サポート開始
2009年02月、日本の有名企業2社がLinuxディストリビューションの1つ「CentOS」の有償サポートを開始する事を発表しました。
日本HPは言わずと知れた大手サーバー・メーカーであり、ミラクル・リナックスはAsianuxという独自のLinuxディストリビューションを販売しています。この2社がCentOSの有償サポートに踏み切った経緯は各HPにて説明されていますが、日本国内におけるサーバー用途としてのCentOSの利用実績が非常に高い事が一因のようです。
CentOSは数あるLinuxディストリビューションの中で、商用としては最も名高い「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」のクローン(通称:RHELクローン)として有名です。要するに、有償であるRHELのソースコードから商標や商用パッケージに関する部分をそぎ落とした形で構築されており、商用OSとして高い安定性・実績のあるRHELとほぼ同様の環境を無償で利用出来るという点で非常に人気があります。

企業の有償サポートが利用出来るようになる事で、導入を検討する企業は安心を手に入れる事が出来るようになり、運用のためのコストを下げる事が可能になるでしょう。また、その中で発生したバグレポートや修正パッチがCentOSコミュニティにフィードバックされる事で、CentOSの安定性・堅牢性はより高まる事になり、双方ともにメリットの大きい今回のサポート提供ではないでしょうか。
また、日本HPのサービスはCentOSに留まらず、ApacheやBIND、OpenSSHといった広範なオープンソースソフトウェアをその対象としています。趣味で自宅サーバー(奇しくもCentOS)を構築している人間としては、上記のような理由で有償サポートの利用率が高まれば、これらのソフトウェアの品質も高まると期待していますので、本格的な導入を検討している企業にはどんどん有償サポートを利用してもらえたら…などと、手前勝手な想像が膨らむニュースでありました。
- CentOSとは(Wikipedia)・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/CentOS
- CentOSプロジェクト(英語)・・・http://www.centos.org/
- Linuxディストリビューションの比較(Wikipedia)
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